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新規開業資金

起業したいと思った時に一番のネックになるのはやはり開業資金でしょう。
新規で起業する場合、事業実績がゼロの状態ですから民間金融機関から融資を受けようとすると非常に難しいのが現状です。
そんな開業資金の融資で悩んでいる人にお勧めしたいのが日本政策金融公庫の融資制度です。

どうして日本政策金融公庫だと実績がなくても融資をしてくれるのか?

日本政策金融公庫は国の政策で民間の金融機関が対応出来ないケースを補う役割があります。
経済振興を支援する目的もあるので民間の金融機関と比べると低金利で条件も厳しくないのが魅力です。
また融資額も最大で7200万円まで融資してもらえるなど規模が大きいので新規で起業しようと考えている人に是非活用してもらいたいと思います。

新規開業資金について

日本政策金融公庫で創業時に利用出来る融資制度には3種類の制度があります。
新規開業資金、女性、若者、シニア起業家支援資金、中小企業経営力強化資金です。
この中の新規開業資金について簡単に説明したいと思います。

新規開業資金とは新規開業から7年以内であれば申し込む事が可能です。
運転資金4800万円以内を含む7200万円が最大で融資可能な上限額となっていて、運転資金であれば5年以内に設備資金であれば15年以内に返済する事が義務付けられています。

民間の金融機関の場合は担保や保証が必要となりますが、新規開業資金の場合は原則的に無担保でしかも無保証で融資を受ける事が可能ですし、もし担保や保証人を用意出来るのであれば借入利率が下がったり、融資の上限額が上がったりするなど、融資の条件が良くなるので、申込みの際に相談してみて下さい。

起業を考えているけど資金の調達が出来ない、銀行に融資のお願いに行ったけど断られてしまった・・・など、新規開業資金に興味がある場合はまずは創業ホットラインが用意されていて、専任のスタッフが常駐しているので電話してみるといいでしょう。

本記事の内容は、記事執筆日時点 の法令・制度等に基づき作成されています。最新の法令等につきましては、弁護士や司法書士、行政書士、税理士などの専門家や法務局等にご確認ください。
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