今まで会社員として働いていた人にとって、税務や会計の部門をどう処理するかは非常に重要な問題になってきます。当然「税理士を雇う」という選択が必要になってくるのですが、その選び方を明確にイメージできている人は少ないのではないでしょうか。

今回は知っているようで知らなかった、「税理士の業務内容と税理士の選び方」をまとめてみました。税理士の良し悪しついては、単純に「値段」では決められません。会社を永く存続し続けるためには、税理士の助力が必須です。創業期こそ重要になってきますので、参考にしてください。

まず税理士の仕事を知ろう!

税理士が具体的に何をしてくれる専門家であるのか、なんとなくは知っていても具体的に説明できない人もいると思います。税理士の主な業務として挙げられるものは

  • 記帳代行
  • 税金の相談
  • 給与計算
  • 申告業務
  • 税務署などへの各届出が挙げられます。

    さらに

  • 経営コンサルティング
  • 融資、助成金申請に対しての助力
  • 役員会の出席
  • 自社株の評価、存続対策
  • 資金繰りサポート
  • マイナンバー対策
  • などの「特化した強み」を持った税理士事務所もあるようです。つまり、税務や給与計算に関わる仕事のほかに、自分の会社にはどのような悩みがあるかを、明確にすることが税理士選びには重要になってきます。

    実際に税理士を選ぶ方法を考えてみよう!

    税理士の仕事内容を再確認したところで、早速税理士を選ぶ方法を考えてみましょう。税理士を選ぶ方法として、現在メインになっている方法は「知人からの紹介」「インターネット」「紹介サイト」の3つが考えられます。ジャンルごとのメリット・デメリットを一つひとつ考えていきましょう。

    知人から紹介してもらう|冷静な判断力と強い意志が必須

    知人が利用している税理士を紹介してもらうことは、ある意味「実績がある」ということが約束されているわけですから、これほど信用できる情報はありません。

    ただ知人からの紹介の場合、自分と相性が合わないときに断り難いというデメリットがあることも事実です。税理士と経営者の間柄では、人間的な相性が重要になって来る場面もあります。知人との相性はバッチリなのに、自分との相性はイマイチということもないわけではありません。

    知人と自分の会社の経営状態を一人の税理士が把握するということになります。守秘義務があるので特に問題はないと思いますが、なんとなく抵抗があるという人には、この選び方は向いていないと言えるでしょう。

    ネット検索で自分に合った税理士を探す|比較をしたらまず相談

    以前は広告規制がかけられていた税理士業界も、現在では規制がなくなりインターネット上で税理士事務所のHPをたくさん見かけるようになりました。事務所ごとの詳細を比較しながら、自分に合った税理士を探しやすくなったので、インターネットは税理士探しの有力ツールであると言っても過言ではありません。

    • 年齢
    • 出身地
    • 得意分野
    • 自分の会社の業界に詳しいか
    • 料金

    など、比較しながら「どんな税理士なのか」をキチンと見分けていきましょう。ここで重要になってくることは、ネットの情報だけで決定してはいけないということです。やはり電話や直接会って話をしないと、人柄や対応可能な範囲の詳細を知ることが出来ません。初回相談無料の事務所もあるので、この機会に活用してみることをオススメします。

    相談の際には

    • 節税提案は可能か
    • 税理士が担当するか、スタッフが担当するか
    • 訪問頻度はどのくらいで、土日夜間でも対応してくれるか
    • 提携している士業はどの程度いるのか
    • 経営コンサルティングは可能か
    • 相続贈与の相談は可能か

    最低でもこれらの項目は確認しておきましょう。

    税理士紹介サイトを使って見る|インターネット検索との併用でさらに効果アップ

    税理士紹介サイトには、多くの税理士が登録されています。さらに税理士との相性や得意分野なども考慮した上で紹介してくれるため、自分だけで探した場合と比べ「時間の節約」が出来るところが、一番の魅力と言えるでしょう。

    ただ、税理士紹介サイトに登録している税理士しか紹介してもらえません。インターネット検索と併用しながら、探した方が、自分に合った税理士を見つける確率があがると思われます。

    この税理士が自分に合っているかを判断するポイント

    上記の方法で税理士を探す場合、「自分に合っている」と判断するポイントは、どんなことがあるのでしょうか。

    • 年齢
    • 経験年数
    • 職員が何人いるか
    • 得意分野
    • 自分の会社のステージに適合している税理士か
    • 自分の会社の業種に詳しいか
    • 記帳代行、税務申告以外にどんなサービスがあるか
    • 会って話してみて、フィーリングが合うか

    を一つひとつ確認しながら、全体的な総合点で判断していくことをオススメします。また、経営革新等支援機関の認定を取っている事務所であれば、「助成金や融資」の際に大きな力になってくれるはずです。創業期であれば非常に重要なファクターになってくると思います。

    まとめ|自分に合った税理士をしっかりイメージしてから探しましょう

    どうでしたか。自分に合った税理士の見つけ方がわかったでしょうか。税理士は一度決めたら変更しないという人も多いです。経営をしていく上で、税理士の存在は非常に重要になってきます。自分に合った税理士をどれだけ明確にイメージできるかで、税理士探しの成否が決まると言っても過言ではありません。今回の記事を参考にしながら、あなたにとって最高の税理士を見つけてください。

    今回のポイント
    • 税理士の仕事には、「税務」「記帳代行」の他に、経営コンサルや助成金のアドバイスなどをしてくれる事務所も含まれる
    • 税理士を探す方法には、「知人からの紹介」「インターネット検索」「税理士紹介サイト」の3つが挙げられる
    • 知人からの紹介の場合、実績が保証されるが、相性が合わない場合断り難いというデメリットもある
    • インターネット検索は有力な手段だが、ネットの情報だけで判断せず、必ず直接会って自分との相性を確認する
    • 税理士紹介サイトを利用することで、時間を大幅に短縮することが出来る

    • インターネット検索と税理士紹介サイトを併用することで、より良い税理士を見つけられる可能性が上がる
    • 業務内容だけでなく、自分のフィーリングに合っているかも、税理士を判断する上で重要な材料になる

    関連リンク:税理士のご紹介

    (編集:創業手帳編集部)